肥料について
肥料は植物のご飯
植物が健やかに成長するために欠かせない要素は、 水、空気、温度、太陽の光、土からの栄養です。 「肥料」は、植物にとってのご飯。栄養がないと成長できません。適切な時期に適切な量の肥料(ご飯)が必要です。それは植物の種類によって異なります。 自然界では落ち葉や枯れた植物、動物のフンや死骸が微生物に分解され、植物の栄養となります。 しかし手入れの行き届いた花壇や畑、室内の鉢では、自然界の循環が成り立たず、人工的に栄養を与える必要があるのです。 植物の成長には、根から吸収する肥料と、光合成で作るエネルギーと、この2種類が必要になります。 「肥料」には大きく2種、有機肥料と無機肥料があります。
有機肥料
有機肥料の特長
油かす、魚かす、骨粉、牛ふんなど、自然界の物質が原料なっています。
有機肥料の長所
ビタミンやミネラルが豊富で吸収もよく植物自体を丈夫にします。与えすぎても害が少なく、効果が持続します。
有機肥料の短所
効果が表れるまでに時間がかかります。独特のにおいがあり、虫がわいたり、カビがはえることがあります。
無機肥料
無機肥料の特長
無機物を主成分とした肥料で工場で化学的に生産されたものが原料となっています。(化学肥料とも呼びます。)
無機肥料の長所
成分の純度が高いため、少量で大きな効果が期待でき、すぐに効き始めます。においも少なく取り扱いが簡単です。
無機肥料の短所
施肥した後、効果が長続きしません。与えすぎると肥料やけの原因となります。